それでも、「いやーすがすがしい一日だ。」と開き直る。

と言うわけでよく考えるとこの時間帯ですがすがしい晴れと言うのは始めてだ。
　そんなすがすがしい空の中、めっちゃくちゃに日焼けしながら東京方面に向かう。
　そんな中、昨日のことを思い出しつつ、前日の長野と山梨の県境で、

「山梨と長野にまたがって眠る男」

と称して歩道で１０分くらい大の字になって昼寝をしたりしていたのだが・・・
　よく考えたら長野と山梨の県境を京都から原付でやってきて路上で昼寝する人間なんて私以外に存在しないだろう。
何をやってるんだ・・・。　とか考えながら走る。
この辺まで来ると、いや前日の県境あたりからそうなんだが東京まで200ｋｍなどの道路標識が出てきだしてくる。
このときの私の心境は、「東京までまだ２００ｋｍもある！」ではなく、

「後、東京まで２００ｋｍなんだー！」

と思っていた私は相当おかしくなっていたようだが、まあもともと頭のねじが切れているので問題なく走りつづける。
いい感じののどかな風景を見ながら武田信玄は京都を目指していたのか。と思いつつ、私は逆に京都から来たんだな。と思いつつ大月市に入る

●大月市に到着したところでまたもや強烈な眠気に襲われる。まあ毎日これだけ走っておいて睡眠時間少ないんだから仕方がない。
仕方がないので国道の物陰ですやすや眠る。２時間半 ぐっすり熟睡して目覚めすっきり。　「国道で熟睡するなよ」とう突っ込みは聞き流し　そのまま東進。

　 だんだん峠らしく道がくねくねしていく。
土日は原付走行禁止と言う看板を見ながら平日でよかったと安心しつつ いつのまにか気が付いたら神奈川県にいる。東京に向かってたのに・・・道間違えた？

と思いつつも大丈夫のようなので安心して進んでいくと相模湖が見える。

今回のツアーではいろいろな湖を見ているなあ　と堪能しつつ ついに東京都に入る。思わず嬉しい気もするがなにぶん峠の東京都の左端っこにちょこっとでは実感も湧かずもくもく進むと高尾駅だった。

「ついに中央線の東京発終点だー！」と思いつつ思わずケーブルやリフトに乗りそうになるが、それはまたの機会に（あるの？）
走り抜けようとするとトリックアート美術館と言うのがたっていたので思わず中に入ってみる。一度行ってみたかった。
中身はおもしろい感覚の色々な絵がありそれなりに堪能しながら路上駐車が怖かったので慌てて戻り走るのを再開する

●慌てて路駐していたバイクに戻りいよいよ八王子市内に入っていく。東京まで中央線１本だ。
市内に入っていくにつれて確かなものを感じさせる。

　そんなこともありながら以前、小金井に訪れたときにバスのストライキの日に巻き込まれるという恐ろしいタイミングの悪さだった
古本市場に行き、普通に走ると新宿に辿り着くのであえて池袋に先に行くことにするので、素直に走ればいいものを
よくわからない道を走り抜けながら目白に出てきたので池袋に北上する

●池袋に到着する。以前南央美さんのサイン会があったジュンク堂を尻目にとりあえず、アニメイト池袋に行く事にする。
　特に用事があったわけでもないわけでもないような実は、久しぶりに発売日前から聞きたかった音楽ＣＤを買うのが目的だったりする。
そのタイトルは　某tiarawayの「超絶特急GO→tiara」というタイトルだったのだが　やっと買えたという思いを胸に抱き池袋の公園で一休みする。
　そこで休んでいてバイクのところに戻るとバイクのかぎをベンチに落しているという　疲れなんだか天然なんだかわからん状態に陥りながら再び走る。
私は萌えるキャラでもないのに、実は相当ドジをよくする。まあ、それは余談だし誰も喜ばないので飛ばす。

　先日、池袋から新宿へ歩いた道を原付で走ると、妙に不思議な気分になる。まあ俺のやってることがもともと不思議だから仕方がないのだが、
そんな感じで新宿に辿り着き、色々うろうろした後に国道20号線→1号線と走り抜け東京駅に辿り着く。
ココで一つのゴール地点なので嬉しくはあるが、 あとにキャラショーが待ち構えているので喜びに浸ってる場合ではない。
とりあえず、時間が余っているので秋葉原に到着したのでとにかくやけになってうろうろする。
原付で秋葉原も新宿も５年ぶりなんだが、やっぱり普段歩くしかないところで原付ですいすいいけるのは妙に嬉しいもんだ。
とりあえず適当にうろうろして飯にココイチのカレーを食べると外はもう暗くなってきていた。

●特に書くことも無く、どんどん東に向かう中、空は真っ黒になりつつさらに　千葉の方面に進んでいく。
錦糸町駅を眺めながら間違いなくまっすぐ走っていたのにもかかわらずどこかで道を間違えすごい迷走を繰り返す。
目的地がわからずに真っ暗の中、橋を渡ったりどこを走っているのかがわからないまま気が付いたら東中山駅に辿り着く。
　その後さらに迷いまくって西船橋駅に到着してココも昔因縁があった駅なので懐かしみながら　船橋駅の方に経由してから 幕張方面に向けて　疾走する。

千葉市の看板を見たときは思わずジーンとしたのに、海浜幕張駅に辿り着いたときは、 達成感よりもこれからキャラショーかという思いのほうが大きく、充実感は先延ばしになる。実際ココから日曜日まで野宿だったしね・・・