●コミケでも１００回は繰り返していた独り言

「もう帰りたい」

　そんな心理状況の中、色々ありそして最後に元気をもらい出発することになる。

　実際にココまで余裕がないイベント・旅行もほとんどない。テンションというか心理的に東京湾に沈みたい。という状況の中出発する。
　本当に沈んでしまえばいいのに。という意見はとりあえず聞き流しながら出発。
　今回はいつもと違う道で、というコンセプトの元に出発。
　とりあえず日比谷まではまっすぐ北上して、そこからは渋谷方面に一直線に走る。こんなルートは初めてだ。
　まあ、普通関西の人間が東京を原付で走るルートに初めてだとか言うのを考えるのがおかしいのだが。

　いつもと違うルートの渋谷通過にとてもいい気分になりながらそのまままっすぐに走りぬけることになる。
　途中に有るBOOK　OFFに訪問しながらのんびりと順調に走りたらたら　横浜の方まで入り、いきなり東京にあるはずの町田に入り不安になりながら、また横浜に戻って安心をしたりせわしない走行。
　とくに問題も無く　雨も降らずに淡々と問題も無く気がついたら厚木まで辿り着く。

●厚木といえば米軍基地ぐらいの認識しかない関西人。
　そんな事を考えながら、そろそろ国道１号線は飽きた。という思いからすこし北を走る。

　はっきりいって聞いたことない地名を堪能しながら、順調に走り抜ける。
　途中に有る古本屋にも欲しい本があって機嫌も回復しつつ有る。
　そんな中、箱根の山を最初は避けてそのまま走る予定だったが、撮影をしたくて小田原を南下することに。　国道１号線に合流。
　暗くなっていく時間帯に箱根の山越えを決行することになる。
　だんだん暗くなるところを半分やけになりながら走りつづける。
　やけになって色々な珍行動を取りまくるのだが、もうほとんど壊れながら走っていたのだろうと推測される。

　今考えても　あのときの私は明らかにおかしかった。　うむ

●というわけで真っ暗になった箱根の山を下っていく。
　夜景がかなり綺麗なんだが写真やビデオにはその綺麗さがうまく入らない。難しいもんだ。

　そんなこんなで　のんびりたらたらと駆け下りていく。闇の中の疾走は涼しくて気持ちがいい。
　このまま行方不明になってしまおうか。とかやばい発想に繋がる物騒な心理状態ではあるが。

　というわけで　淡々と沼津駅や三島駅に寄り道をしようかとか考えつつもめんどくさいので素直に走る。
　ずーっと国道1号線なので富士市でわざと富士市街に入ることにして駅のホームに入っていく。

　町の中をちんたら　バッティングセンターがあると思いっきり打ち込んだろうか　という心境でうろうろしながら　マクドナルドとでっかい 古本屋があったので、そこに入り本を見た後にマクドナルドにいく。
　閉店間際までのんびりしながら　マクドナルドで飯を食ってご機嫌になったところで　今度は眠くなりながら走りつづける。

●そんなことがあり、満腹になったが、そのせいで眠気が恐ろしく増幅されて出発をする。
　素直に１号線に戻らず裏道を好んでそのまま走りつづけると、富士川町に出て始めてみる地名と思いながら走る。
　細々とした道を走って、なんとなく楽しみながら走る。
　初めて走る道というのが私は非常に大好きだ。

　そんなこんなで気がついたらいつのまにか国道１号線に戻り、蒲原町に入ったところで海岸線を見たくて　斜めになってる防波堤をよじ登り 海を見る。
　真っ暗　いい感じだ。　
　こんな雰囲気だいすきだ。　

　ココで眠ってしまいたかった。が翌日の予定を考えるとそうも行かない。
　そんな気分になって由比→静岡に駆け抜けていく。
　またもや清水駅で記念撮影をしたりして寄り道をする。
　どうも私は清水駅が大好きのようだ。　なんでだろう？。

　清水駅を抜けて　眠気がやば！　と言う状況だが、それでももう少し進むわけでだらだら静岡駅に辿り着きここでも寄り道をする。

　静岡駅を越えて　どこで寝るかを考えながら走っていると、道の駅といわれる国道のＳＡ見たいなポイントが静岡市の左端であったので、 ここで　ふと休憩して　充電できないかな？　と思いつつ充電できたのでここで休むことにして　建物の隅でうとうと眠ることにする。
　雨が降らなくてよかった。